血管造影IVR
臨床・研究

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症例件数/IVRチーム/業務内容の概要
研究
臨床研究/基礎研究

臨床について

年間症例件数

IVRは血管系と非血管系に分類され、当院での症例件数の概要は、下記の通りです。

2018年度 総件数:1318件


血管系IVR 705
経皮的塞栓術  
肝腫瘍 189
UAE(子宮筋腫) 25
腎AML 1
その他腫瘍 2
緊急止血  
産科出血 12
外傷 13
その他 30
動脈瘤塞栓 8
BRTO,PTO 10
PTPE 12
その他の塞栓術 3
   
血管系経皮的留置術  
中心静脈リザーバー 227
中心静脈カテーテル 43
動脈リザーバー 5
IVCフィルター 1
その他 2
血管造影のみ 36
副腎静脈サンプリング 12
シャントPTA 8
除去術 42
その他の血管系IVR 2
リンパ管  
リンパ管造影 14
リンパ管塞栓術 8
非血管系IVR 613
経皮的椎体形成術 5
経皮的針生検  
89
23
その他 28
経皮的ドレナージ 88
ラジオ波治療 (肺、腎、骨、他) 2
股関節造影 10
その他の非血管系IVR 368

年次推移


年次推移

完全埋め込み型
中心静脈カテーテル(CVポート)について

抗癌剤の治療を受けていると、点滴できる腕の血管がだんだんなくなってきます。よって化学療法開始からCVポートを体内に埋め込んで使用し、抗癌剤等の点滴が不要になった時点で抜去しますと腕の血管を残しておくことができます。後々まで使用できる腕の血管を残しておけば抗癌剤による治療が終わってからも腕からの点滴や採血が可能です。早くにCVポートを埋め込んで後々まで自分の腕の血管を温存しましょう。

はじめて受診される患者様

関西医科大学附属病院 血管造影IVR科にてはじめて受診される患者様はこちらをお読みください。

TAE 肺生検 子宮動脈塞栓術

透析シャントに対するバルーン拡張術(シャントPTA)

透析シャント不全に対するバルーンカテーテル拡張術(シャントPTA)を行っています。バルーンカテーテルで血管を拡張するときに痛みが生じます。我々は拡張範囲が広く局所麻酔が効きづらいときには腕神経ブロックにて腕全体を麻酔して行っています。

経皮的椎体形成術

圧迫骨折とは背骨の骨折で閉経後の女性に多い疾患です。症状は背中、腰の激痛です。一般的には安静にして折れた骨が治癒するのを待ちます。しかし、これをきっかけに足腰が弱くなり、心肺機能が低下し寝たきりにもなりかねない病気です。経皮的椎体形成術とは折れた背骨に針を刺して、骨用のセメントを流し込みます。傷は針穴だけとなります。

子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術が保険適応になりました

これまで関西医科大学附属附属病院血管造影IVR科では、子宮動脈塞栓術を自費診療で行ってきましたが、ようやく保険適応となりました。
子宮動脈塞栓術では、足の付け根の動脈から、子宮を栄養する子宮動脈までカテーテルを挿入します。次いで造影剤を使用して血管造影を行います(写真は子宮動脈から造影剤を注入して血管造影を行ったところです)。
ここまでカテーテルを進めた後に、球状の小さい(500から700μm)塞栓物質(血管を詰めるもの)をカテーテルから注入し、血流に乗せて子宮筋腫を栄養する血管まで到達させます。その結果、子宮筋腫を栄養する血管は塞栓物質で埋め尽くされ血流が途絶えます。

画像:子宮筋腫に対する子宮動脈塞栓術

乳び胸水、乳び腹水、リンパ漏の治療

直腸静脈瘤に対する治療

産科出血に対するIVRの手法を用いた緊急止血術

スタッフ

常勤医師  5名 (日本IVR学会 IVR専門医3名)
看護師  5名 (日本IVR学会認定IVR看護師 2名を含む) 
診療放射線科技師  3名
(日本血管撮影・インターベンション専門診療放射線技師3名)
*IVR看護師による術前・術後訪問

画像:スタッフ

業務内容の概要

  • 外来業務
  • 入院業務(有床)
  • 緊急手術
  • カンファレンス・抄読会等
  • 術前チームカンファレンス 週一回
  • 術後/合併症カンファレンス 週一回
  • 外科術前カンファレンス 週一回
  • 内科外科放射線科3科
    合同HCCカンファレンス 週一回
  • チームミーティング 毎朝
  • 抄読会 週一回

研究について

我々IVRグループでは、日常臨床の中にさまざまな疑問点を見出しその疑問点を研究テーマとした臨床研究を行っています。さらに、新しい手技を積極的に取り入れ、かつその手技の有用性のエビデンス確立を目的とした前向きな臨床研究を行うよう心がけています。研究成果は毎年、国内外の主要学会で報告するのみならず、論文投稿も積極的に行っています。

臨床研究

現在進行中の臨床研究

他施設との共同研究も行っており、多施設共同研究(JIVROSG)にも参加しています。

最先端の医療にも積極的に取り組んでおり、以下の4手技については先進医療の認可を受けました。

  • 腫瘍性骨病変及び骨粗鬆症に伴う骨脆弱性病変に対する経皮的骨形成術(終了)
  • 骨腫瘍のCT透視ガイド下経皮的ラジオ波焼灼療法(終了)
  • 腎悪性腫瘍に対するラジオ波焼灼療法(終了)
  • 胸部悪性腫瘍に対するラジオ波焼灼療法(終了)
    (現在終了中のものは自費での治療となります。)

基礎研究

血管造影・IVR科のスタッフは臨床研究と並行し必ず基礎研究も行うことにしています。

科学研究費取得状況および知的財産


谷川昇
狩谷秀治
中谷幸
丸山拓士
上野裕
その他