法医学☆国試問題解説
国試の
要 点
医師法
関 係
死 亡
診断書
死産証書
児童虐待
死体検案
死体現象
脳 死
臓器移植
外 傷
急 死
中 毒
薬物依存
医の倫理
血液型
<死亡診断書・死体検案書の記載について>
H30(112)-B-19 ネフローゼ症候群を併発した全身性エリテマトーデス〈SLE〉のため副腎皮質ステロイドによる治療を受けていた患者が、経過中に糖尿病と細菌性肺炎とを発症し、敗血症性ショックとなり死亡した。死亡診断書の様式の一部を別に示す。
死亡診断書の作成にあたり、「死亡の原因」の「(ア)直接死因」に記載すべきなのはどれか。
a 糖尿病
b 細菌性肺炎
c ネフローゼ症候群
d 敗血症性ショック
e 全身性エリテマトーデス〈SLE〉
H29(111)-C-20 60歳の女性。早朝に自宅敷地内の倉庫で梁にロープを掛け、縊頸した状態で発見された。近くから自筆の遺書が発見され、病苦が原因の自殺であること、対外的には病死として処理して欲しいことなどが記されていた。糖尿病による慢性腎不全のため、かかりつけ医で週3回透析治療を受けていた。かかりつけ医とは別の医師が警察官とともに臨場し、検案することとなった。
検案医の行動として正しいのはどれか。
a 死亡診断書を作成する。
b かかりつけ医に死体検案書の発行を依頼する。
c 索条痕がロープの性状と一致しているかを確認する。
d 作成書類の「死亡したとき」欄に死亡確認時刻を記載する。
e 作成書類の「死因の種類」欄は、死者の意向を尊重して病死とする。
H29(111)-G-29 死亡診断書および死体検案書について誤っているのはどれか。
a 死因統計の資料となる。
b 死亡を医学的、法律的に証明する。
c 死体を検案したときは保健所に届け出る。
d 診療継続中の患者以外の者が死亡した場合、死体検案を行った上で死体検案書を交付する。
e 診療継続中の患者が診療に係る傷病と関連しない原因で死亡した場合、死体検案を行った上で死体検案書を交付する。
H29(111)-F-12 死亡診断書ではなく死体検案書が発行される状況はどれか。
a 不明熱の患者が、入院5日目に原因不明のショック状態となり死亡した。
b 予定されていた肝切除術を受けた患者が、多臓器不全となり術後5日目に死亡した。
c 末期がん患者が、在宅医の診察75 時間後に心停止となり同医師が訪問して死亡を確認した。
d 外食中に意識を失って救急車で搬入され、くも膜下出血と診断された患者が、20 時間後に死亡した。
e うつ病で通院中の患者が、診察6時間後に溺水状態で同病院に救急車で搬入され主治医が死亡を確認した。
H27(109)-C-3 正しいのはどれか。
a 死産証書には父の氏名を記載する。
b 死亡診断書は死因統計の資料となる。
c 出生証明書は双生児の場合一枚に記載する。
d 死体検案書は診療継続中の患者に対して交付する。
e 診断書は自ら診察しないで交付することができる。
H27(109)-B-5 不慮の事故のうち、「交通事故」、「転倒・転落」、「溺死及び溺水」、「窒息」、「中毒」の5種類における死亡数の年次推移を図に示す。
①の予防になるのはどれか。
a 高温での長湯を避ける。
b 容器のラベルをよく読む。
c 階段では手すりにつかまる。
d シートベルト装着を遵守する。
e 食べ物は小さく切ってよくかんで食べる。
H27(109)-G-18 死亡診断書について正しいのはどれか。
a 病院が届け出る。
b 剖検所見は記載しない。
c 署名と押印とが必要である。
d 主治医以外は記載できない。
e 死因として老衰と記載できる。
H24(106)-E-12 我が国における死因分類別死亡数のうち、「高血圧性疾患」、「結核」、「自殺」、「糖尿病」及び「不慮の事故」の年次推移を下図に示す。
「自殺」による死亡数の推移を示すのはどれか。
a ①
b ②
c ③
d ④
e ⑤
H24(106)-F-7 死亡診断書で記載する必要がないのはどれか。
a 本籍
b 性別
c 生年月日
d 死因の種類
e 死亡したところ
H24(106)-H-10 死体検案書について正しいのはどれか。
a 死因統計の資料となる。
b 歯科医師も交付できる。
c 死亡診断書と同時に交付できる。
d 検案をした医師以外の医師も交付できる。
e 検案日と検案書交付日とは同一でなくてはならない。
H22(104)-H-12 医師のみが交付できるのはどれか。
a 診断書
b 死産証書
c 出生証明書
d 死亡診断書
e 死体検案書
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