当部門の近藤直幸講師らの研究チームは、白血球特異的インテグリンLFA1の活性化に伴うシグナル経路がLC3とLFA1の細胞内での共クラスター化を促進し、これによりLFA1依存的なリンパ球の接着が制御されることを解明しました。この機能制御経路は、従来のインテグリン制御経路やオートファジー制御経路とも異なることからLC3-Associated Protein Transport induced by IntegriN（LAPTIN）と命名しました。LAPTINの発見により、自己免疫疾患や免疫不全症などの発症機序の解明につながることが期待されます。

なお、本研究をまとめた論文が英国科学誌『Nature Communications』（インパクトファクター：14.7）に2月4日（火）に掲載されました。

 

Naoyuki Kondo, Yuko Mimori-Kiyosue, Keizo Tokuhiro, Giuseppe Pezzotti, Tatsuo Kinashi, The autophagy component LC3 regulates lymphocyte adhesion via LFA1 transport in response to outside-in signaling, Nature Communications,16, Article number: 1343 (2025) https://doi.org/10.1038/s41467-025-56631-1.

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