乳腺外科 of 関西医科大学 外科学講座



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乳腺外科

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私どものグループは、乳がん患者さんの手術・薬物補助療法・心のケアを含めたトータルな治療を行っています。
 早期乳がんの患者さんに対して、整容性の高い乳房温存術を行い、進行期乳がんの患者さんには、通常の乳房切除する手術だけでなく、抗がん剤を術前に行い、縮小させることのよって温存率をたかめると同時に根治性の高い治療を目指しています。
 手術前検査としては、通常のマンモグラフィやエコー検査やCT検査に加えて、乳房MRI検査や乳管内視鏡検査などによってさらに広がり診断の向上を目指しています。そしてそれらの情報をもとに当院乳腺外科医、放射線科医、病理医、看護師と定期的にカンファレンスを行い、術前診断能の向上に務めています。
 手術方法の選択は、日本乳がん学会の治療ガイドラインとアメリカ腫瘍学会ASCOに沿って決めており、センチネルリンパ節生検を標準とし、さらリンパ節DELAYED SURGERYも行っています。
患者さんへの説明にはイラストや写真を使用し、ご自身の病状や治療方法を十分に理解していただくようにしています。
 2006年度の手術件数は157件であり、乳房温存率は65%でした。
 乳がん患者さんのケアの一環として、乳がん患者さんの会(ひまわり)を2001年に発足し、患者さん同士が、体験談などを通して、情報交換をしたり、お互いの友好を深めたり出来るように活動しています。その内容の1つとして、医師や看護師と定期的に講演会や温泉ツアーを行い、診療の場を越えた関係を築くように心がけています。