研修体験記

宮田真友子先生 7年目 ~母校出身の先生~ 

 私は関西医科大学を卒業し、母校での初期研修後に入局しました。学生時代、脳神経外科に興味はありました生涯の仕事として選ぶとは全く考えていませんでした。初期研修時に興味のある科としてを選択した中の1つが脳神経外科で、3ヶ月の研修を経て入局を決めました。
 関西医科大学の脳神経外科を選んだ決め手は2点あります。一つ目は、脳神経外科には沢山の選択肢があり、関西医科大学の後期研修プログラムでは腫瘍・血管障害・小児・神経救急・脊髄脊椎疾患など多岐にわたる分野をバランス良く経験する事ができます。限られた分野に特化している施設も多くありますが専攻分野が確定していない私にとっては大きな魅力でした。全ての分野を満遍なく経験する事で、専門医取得後の働き方の選択肢が広がり、自分に合わせた選択が出来ると思いました。二つ目は、少人数が故のアットホームさがあり、上級医の先生に相談しやすい医局であった事です。脳神経外科と聞くと、少しハードルの高い印象を持っている方は少なくないと思います。私も研修医としてローテートするまで同じ印象を抱いていました。しかし、実際に研修してみると、主任教授である淺井先生を始め上級医の先生方はいつでも暖かく研修医や専修医の疑問に応じてくださり非常に声のかけやすい雰囲気で、安心して研修することができました。
 現在は専門医取得前の医局員の数も増加し、皆で切磋琢磨しながら日々の業務に当たっています。現在私は、脳血管障害で国内でトップクラスの施設である埼玉医科大学国際医療センターへ出向させて頂き、脳血管障害の手術の研鑽を積んでいます。出向で得た経験を関西医科大学に還元し、更なる医局の発展に貢献できるように日々頑張っています。
 当医局は非常に親しみやすい医局です。ほんの少しでも興味がある方は是非一度見学や実習に来てみてください。医局員一同、お待ちしています。


李一先生 9年目 ~中国出身の先生~
 私は平成17年に中国にあるハルビン医科大学を卒業しました。平成20年に来日し関西医科大学脳神経外科学教室で医学博士の学位を取得しました。その後、日本で脳神経外科医として就労することを目指しました。教室のサポートもあり平成25年に日本医師国家試験に合格し、初期研修を経て平成27年に脳神経外科医局へ入局しました。決して大きな医局ではありませんが、脳血管障害・脳腫瘍・小児・脊髄など各分野で活躍している先生が在籍しています。開頭手術だけでなく血管内治療や内視鏡手術などの症例も充実しており恵まれた環境で日々学ばせていただきました。お陰様で令和元年に脳神経外科専門医資格を取得しました。
 外国出身で日本の病院や医局制度についての知識はなく当初は不安でしたが、実際はとても働きやすい環境でした。上級医の先生方の指導は熱心です。臨床のみならず生活面での相談に乗っていただきました。
 平成30年には私と同郷の李強先生が入局し中国人の患者様への診療対応が可能となっております。今後も更に国際色豊かな医局になるように今度は私が中心となり受け入れる環境を作っていこうと思います。
 淺井教授はとても包容力があり、雰囲気のよい医局です。充実した研修生活が送れると思います。私を含め他大学出身の先生や女性医師も多数在籍しております。私たちと一緒に働きませんか?ご興味のある方は是非見学に来てください!


磯崎春菜先生 9年目 ~他大学出身のママさん脳外科医~
私は福井大学医学部を卒業後、市中病院での初期研修を経て同施設の脳神経外科でキャリアをスタートしました。研修プログラムの関係で卒後5年目から関西医科大学へ入局することとなりました。関西医科大学には私のような他大学を卒業したメンバーも多数在籍しています。医局に限らず病院全体が本学卒業生でなくても暖かく迎え入れる雰囲気であり、他診療科の先生や院内スタッフの皆さんとも本当に仲良くしていただいています。様々な背景をもつ医局員がいることで、多角的に疾患を捉えることができ、診療においても色々な方法を学ぶことができるのは大きな利点の一つと思います。
 また、当医局には女性医局員が多数在籍しています。全国的にも女性在籍率が高い医局ではないでしょうか。私自身も医局の先生方にご協力を頂き、仕事・育児に奮闘する女性脳外科医として日々を過ごしています。
 女性であっても、他大学出身であっても、マイノリティにならない日々を楽しく過ごせる医局です。扱う疾患も救急、血管障害、腫瘍、小児など多彩でバランスが良く、「どんな人にも適切な環境」があると思います。皆さんも是非仲間に加わっていただけたらと思います。お待ちしています。