悪性脳腫瘍に対する新規治療法の開発

がんには、がん幹細胞の存在が明らかとなり、放射線や化学療法に抵抗性を示し、再発の根源となるために、新規の治療標的として注目されています。 脳腫瘍から「がん幹細胞」を単離し、その病態機能解析やマウスに移植したxenograftモデルで、さまざまな治療法の効果を検証しています。

 

 

 

 

 

 

免疫治療の開発

悪性脳腫瘍に対して、臨床応用できる免疫治療を開発しています。 がんには免疫細胞からの攻撃を逃れる様々な機構を持っています。この免疫逃避機構を打破する治療法について開発を行っています。さらに、抗腫瘍効果を増強するために、がん幹細胞を標的とした樹状細胞治療の開発を目指しています。

 

 

 

 

 

 

抗浸潤療法の開発

悪性脳腫瘍は、脳内を水が染み渡るように広がる特性をもっています。 そのため、手術で摘出することが困難であり、新たな治療法が必要です。 悪性脳腫瘍の浸潤に関わる分子の解析、マウスモデルの治療効果の検証を行っています。