関西医大産科学婦人科学教室
Department of Obstetrics and Gynecology, Kansai Medical University

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産婦人科は婦人科疾患、周産期、生殖内分泌に大別される3領域をカバーし、思春期以降の女性のプライマリーケアから高度先進医療までを担当している診療科です。近年、周産期領域での業務、いわゆる産科当直の負担が大きいことが過度に強調されたこともあり、残念ながら全国的に志望者が少なくなっていました。しかし、厚生労働省が示している周産期センター化構想や産婦人科女性医師の増加から、必然的に今後も一層病院の淘汰は進みますので、分娩取り扱い施設当りでの医師数の増加によって就労環境は改善されると確信しています。

当教室ではこれまで私学として長年培ってきた自由闊達な雰囲気のもと、多数症例が集まる大学病院を中心として充実した臨床・研究・教育を担ってきました。来年からはさらに新付属枚方病院において、近畿でも屈指の規模の「総合周産期母子センター」と高度先端医療の「生殖医療センター」そして「女性診療科」を柱とした、実地臨床・研究を推し進めるつもりです。そしてこのような好機を活かし、教室と産婦人科の将来を展望するために、広く全国からレジデントあるいはスタッフとして新研修制度修了後の方々を迎えたいと思っています。