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上部消化管

診療

胃食道逆流症(GERD)や胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫等に対する薬物療法やヘリコバクターピロリ除菌療法を多数行っています。食道・胃静脈瘤に対しては、超音波内視鏡検査(EUS)・CT・MRIなどにより血行動態や肝疾患の状態を把握した上で治療戦略を検討し、内視鏡的硬化療法(EIS)・内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)・アルゴンプラズマ凝固療法(APC)・バルーン下逆行性経静脈的塞栓術(B-RTO)などを多数行っています。早期癌に対しては、色素内視鏡・拡大内視鏡・狭帯域光観察(NBI)・EUSを用いた詳細な質的診断・範囲診断を行い、内視鏡的粘膜切除術(EMR)・内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に行っています。内視鏡的切除や外科的切除不能な進行癌に対しては、化学療法センターと密に連携し、外来および入院にて最新の化学療法を行っています。その他、粘膜下病変に対するEUSやEUSガイド下穿刺吸引法(EUS-FNA)、経皮的内視鏡的胃瘻造設術(PEG)、消化管狭窄に対する拡張術やステント留置術など多岐にわたる診断・治療を行っています。また、多数の緊急内視鏡検査を行い、クリップ法・局注法・ヒータープローブ法・高周波凝固法・EIS・EVL・APCなど様々な病態に応じた内視鏡的止血術、異物摘出術などに対応しています。

研究

ピロリ菌感染による胃炎発症メカニズムについて、動物モデルを用いてピロリ菌感染における宿主免疫反応を中心に解析を進めています。NSAIDなど様々な原因による腸管粘膜傷害時の粘膜上皮再生について腸管幹細胞の視点から研究を進めています。抗酸化物質を用いた腸管粘膜傷害の治療効果について検討を行っています。また胃癌や胃食道逆流症に対する臨床研究にも力を入れています。

臨床研究に関する情報

【ヒト消化管粘膜における pSmad2/3L Thr 発現の検討、及び上皮幹細胞・粘膜再生・発癌メカニズムの解析】

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