最近我が国の海外渡航者は、いわゆる新型インフルエンザやSARS、ジカ熱の流行、円高、タイの洪水、尖閣問題など、感染症の流行、自然災害、政治問題などで、大きく影響を受け増減しますが、年間1600万人をコンスタントに越え、1700万人を超える年も出てきております。これらのうち約半数が、いわゆる欧米の先進国、また約半数が、いわゆる発展途上国に出発しております。
ところが、我が国の渡航者は、海外渡航時の忙しさに、ご自身やご家族の健康管理に関して後回しにする傾向があり、その結果、折角の海外渡航が台無しになることもあります。
トラベルクリニックは海外渡航をする際の、現地の特徴的な感染症や生活習慣病、高山病などを的確にわかりやすく説明し、適切なワクチン接種などを行うのが業務と言えるでしょう。
従って、トラベルクリニックで業務を行っているドクターは世界の医療状況に通じた専門的知識を有した専門家でなければなりません。
それではトラベルクリニックでは具体的にどのような業務を行っているのでしょう。
が挙げられます。
これらの業務が専門的に行えてはじめてトラベルクリニックと名乗れるのです。
具体的なトラベルクリニックリストは日本渡航医学会ホームページ を参照してください。