トラベラーズワクチンは、海外渡航時に接種対象となるワクチン接種を指します。
不活化ワクチン、トキソイドワクチン、生ワクチンと分類されます。
トラベラーズワクチンの接種する目的は下記の3つに分けられます。
トラベラーズワクチン接種の難しさ:
不活化ワクチンは初回免疫の場合、複数回接種しなければならないものが多く、また、過去に接種歴のある場合、1回の接種で十分抗体価が得られる場合と、2回以上接種しなければならない場合があり、トラベラーズワクチンドクターの判断が必要となります。接種においても複雑な決め事があります。不活化ワクチンやトキソイドワクチンを一度接種しますと1週間以上開けないと次の予防接種ができません。また、生ワクチンの場合、4週間開けないと接種できません。
以上のことから、トラベラーズワクチンの接種は少なくとも1ヶ月以上前から開始しなければなりません。B型肝炎の場合少なくとも3ヶ月前には接種し始めないと間に合いません。予防接種は、計画的にしないと中途半端になりますので注意が必要です。
具体的にトラベラーズワクチンは下記の様に分類されます。
このように、たくさんあるトラベラーズワクチンのそれぞれの特性を知り尽くしたドクターでないとワクチン接種は難しいわけです。