関西医科大学総合医療センター 精神神経科 診療案内

病院改修に伴い、平成10年に外来部門が、精神神経科、脳神経外科、心療内科、神経内科で構成されるブレインメディカルセンターに組み入れられて以降、外来患者数は急増し、1日平均で、受診患者数は200人近く、初診患者数は月に100人に達しています。このため、認知症を中心とする老年期、うつ病などを対象とした各種専門外来を設けて対応しております。さらに、大規模デイケア、作業療法などの精神科リハビリテーションや、他科で治療中の患者様に対する精神医学的対応(コンサルテーション・リエゾン)に積極的に取り組んでいるのも本院の大きな特徴です。初診、再診外来とも電話で予約をお取り下さい。症状が安定され長期的な治療が必要な場合は地域の医療機関に紹介させて頂いております。また、当院は医学教育機関であるため外来診察に医学生・研修医が同席する場合があります。

一般外来

関西医大附滝井属病院のホームページにある診療日程表をご参照ください。

関西医科大学総合医療センター 外来日程表

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専門外来

うつ病外来

患者様へ

関西医科大学精神神経学教室では平成22年4月より、関西医科大学総合医療センターにてうつ病専門外来を開設しており、うつ病治療に豊かな経験をもち、日本臨床精神神経薬理学会認定の薬物治療専門医による、最新の検査と安心できる治療体制を整えております。
当教室は、“抗うつ薬の効果や副作用の個人差の原因は何か?”の解明と予測が可能になる事で、患者様一人ひとりに最適の治療、つまりオーダーメイド治療を提供できることを目指し、治療情報の蓄積、研鑽に取り組んでおります。
現在は明らかな予測はまだ難しいですが、今後は蓄積した情報をもとに新しい検査法を確立しオーダーメイド医療を実現させたいと考えております。

<うつ病専門外来の受診対象者>

  • 現在以下の症状がすべてあてはまる方
    『気持ちが滅入ったり、憂うつになったりすることがある』
    『仕事や趣味など、普段楽しみにしていることに興味を感じられない』
    『十分な睡眠がとれていない、もしくは食欲がない』
  • 20歳以上70歳未満の方
  • 現在、うつ病の治療を受けていない方、抗うつ薬を服用していない方
  • 抗精神病薬、抗てんかん薬を服用していない方

上記対象者は、出来るだけ速やかに対応させていただきます。
ご相談は、下記受付時間に予約センターにお電話でお問い合わせ下さい

【予約センター】

電話:代表06-6992-1001(内線3521)   受付時間:午後2時から午後4時

グループの主な著書・講演

【著書】
  • うつ病の事典,第11章 うつ病の薬物療法、 うつ病と双極性障害がわかる本
    樋口輝彦、野村総一郎、加藤忠史編 こころの科学、日本評論社
  • 気分障害の治療ガイドライン 薬物療法 気分調整薬、 精神科治療学 in press
  • うつ病治療反応性を規定する要因・遺伝子、気分障害の薬理・生化学 ―うつ病の脳内メカニズム研究進歩と挑戦― 第6章 ゲノム、 躁うつ病の薬理・生化学的研究懇話会編、医薬ジャーナル社
【講演】
  • うつ病における抗うつ薬の反応予測と使い分け-From Research to Clinical-、第107回日本精神神経学会 学術総会 教育講演
  • 個別化医療における、人種、バイオマーカーと薬理遺伝−うつ病の薬理遺伝における現状と展望(英題邦訳)−日本臨床薬理学会(JSCPT)、韓国臨床薬理学会(KSCPT)、米国臨床薬理学会 (ASCPT)合同学 会2011シンポジウム
  • うつ病治療における薬理遺伝と個別化医療の可能性 第19回日本臨床精神神経薬理学会・第39回日本神経精神薬理学会合同年会 2009
  • うつ病における、抗うつ薬反応の予測因子、調整因子(英題邦訳) 第27回国際神経精神薬理学会(CINP) 2010

もの忘れ外来

もの忘れ外来は、認知症か否かの診断および認知症の方の原因病名の特定を主な役割としています。
最近では、65歳以上の方の10%強が認知症にかかられているという調査結果があり、認知症は決して珍しい状態ではありません。
ご家族もしくはご自身のもの忘れが進んできたなど気になられる場合は、受診をご検討ください。
認知症の診断にはお体の状態をチェックすることも重要ですので、受診をご希望の場合はまず地域のかかりつけ医の先生にご相談の上、当外来の予約を取っていただくようにしてください。
かかりつけ医の先生がおられない場合は、これを機会に近所にかかりつけ医さんを作ることをご考慮ください

ECT外来

患者様へ

現在、当院当科では入院治療の一環として、麻酔科医立ち会いのもとECT専用ユニットでパルス波治療器による修正型電気けいれん療法(以下、m-ECT)を施行しております。
当院でのm-ECT治療を希望される患者さまにおきましては、必ず以下の手順を踏んでいただく必要があります。

また、当院当科での診察の結果、精神状態・身体状況から当院でのm-ECT施行を適応外と判断させていただくことがあります。その点、ご了承ください。

<当院での適応となりうる疾患>

薬剤治療抵抗性、薬剤による副作用が顕著、緊急性(自殺切迫、身体衰弱)などが認められる下記疾患
・ 大うつ病性障害
・ 双極性障害
・ 統合失調症
・ 統合失調感情障害

医療関係者の皆様へ

施行をご検討された場合は下記リンクから必要な用紙をダウンロードし、ご使用ください。実際に当院でのm-ECT施行をご希望される症例がおられた場合は、当院に“m-ECT希望症例の病状照会”用紙をFAX又は直接送付頂ければ幸いです。

m-ECTのご案内(PDF)
m-ECT希望症例の病状照会(PDF)

 

【受付窓口】

受付窓口:06-6992-1001 関西医科大学総合医療センター 精神神経科

ジストニア外来

ジストニアに対して鍼治療のみの治療を行っています。詳しくは外来へお問い合わせ下さい。

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入院

病棟は関西医科大学総合医療センターの北館6階にあり、閉鎖病棟のみとなっております。
概ね満床ですので、外来受診のうえ入院予約が必要です。

当院の精神科病棟は、医院や一般精神科病院などでは施行できない検査や治療を目的とした難治症例・診断困難症例や、身体合併症例の積極的な受け入れに取り組んでいます。しかし、精神科医療が果たしている役割は、10年前と比較してもはるかに多様化し複雑になっているため、全てに対応しきれていない面もあります。
最近の研究で、医療の現場はそれぞれの個人・部署が直面する問題に対して医療の知識を単に適応するのではなく、現場で最適化した解決を試みる複雑適応モデルで説明ができることが分かってきました。我々は、当院のみに適応できるものではなく、医療、介護、教育を含めた分野で、円滑で連続した新たなネットワーク医療の普及を目指し、様々な取り組みを行っています。

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精神医療総合センター

精神科リハビリテーション - デイケア、作業療法

デイケア



精神科デイケアは精神科リハビリテーションのひとつで、社会復帰・社会参加したいと考えている患者さんのリハビリと支援を行っています。

特徴としては開始時から疾病教育やSST(Social Skills Training=生活技能訓練)で精神疾患、障害に関する対処や対人関係の練習を行ない、また陶芸や創作活動などで集中力や持続力を養っていきます。

  • 就労したい
  • 生活リズムを整えたい
  • 自分の病気のことを知りたい
  • 人との付き合い方を学びたい

など、いろいろな悩みや問題を、同じ障害を抱えた人たちと一緒に練習していくところです。
当院デイケアの特徴としては年齢の若い方が多く、疾患も多彩です。
また、作業療法部門との連携により、入院時から外来まで幅広くフォローを行う訓練型の施設として位置付け、地域の他施設と密な連携を取り、それぞれの患者さんに最も適したリハビリテーション、社会復帰への道筋を提供しています。

デイケアのスタッフは、医師、看護師、作業療法士、精神保健福祉士などによる多職種によって連携しながら社会復帰・社会参加の支援を行っています。
デイケアはリハビリでもあり、治療の一環として行われています。利用には主治医の許可が必要になります。
作業療法と一緒に家族懇談会も定期的に行っています。

作業療法

精神科作業療法の対象者は、当院精神科病棟入院中の方、および外来通院中の方です。
参加者の年齢層は幅広く10代後半から80代で、30代〜40代の方が比較的多いです。
参加には主治医の許可が必要となります。

入院中の方対象の作業療法では、必要に応じて個別対応も行っています。
個人個人の目的に合わせた作業活動やプログラムを利用して頂き、退院後の生活へのスムースな移行を目指しています。

外来作業療法は、週1日から参加可能であり、個人のペースに合わせて参加頻度とプログラムを決めています。

一歩前に進みたいけれどどうして良いかわからない、他者との交流が苦手でなかなか外出ができないなど、社会生活上の困難を抱えておられる方々と、共に考え、作業をし、次のステップへ踏み出す勇気と力を養える場所を目指しています。

心理部門 − 心理アセスメント、自費カウンセリング(心理面接)

心理アセスメント

主治医の依頼を受け、外来および入院の患者さまに心理検査を用いた心理アセスメントを行っています。
ストレス対処力や性格特徴を把握したり、鑑別診断の一助とするために、一般検査、児童思春期および発達障害の精査、もの忘れ検査、デイケア検査、高次脳機能検査、精神鑑定補助検査、などを実施しています。
実施後は、検査結果をお伝えして支援につなげるフィードバック面接を行っています。

※心理アセスメント単独での受診はできません。主治医の診察にて必要と判断された患者さまに実施しています。

自費カウンセリング(心理面接)

自費診療によるカウンセリング(心理面接)を実施しています。
外来に通院されている患者さまの中で、カウンセリングによる支援が必要だと考えられる方には、事前に心理検査を受けていただき、カウンセリングの適用についてアセスメントをさせていただきます。

患者さまのご希望を踏まえ、主治医と相談のもとカウンセリング導入の可否を判断させていただきます。
ご希望に添えない場合もありますので、ご了承ください。

対象の患者さまには、原則週1回45分(10回1クール)のカウンセリングを提供しています。
カウンセリングは自費診療扱いとなり、完全予約制で臨床心理士が担当致します。

<料金> 1回45分 6300円(予約金4200円、面接料2100円)

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コンサルテーション・リエゾン

リエゾン外来

身体疾患に罹患している患者さまは、健康な方に比べて精神疾患を合併しやすくそれによって、身体疾患の治療の妨げになることも少なくありません。
リエゾンとはフランス語で「連携」を意味し、精神科が各科の医師とはもちろんの事病棟スタッフ、ご家族と「連携」し精神的な苦痛の治療にあたります。

※院内紹介のみの対応になります。

精神腫瘍/緩和ケア外来

がんに罹患している患者さまは、早期より不安や抑うつなどの気持ちのつらさを精神的苦痛として感じる事が多く、全人的苦痛を対象とする緩和ケア医療において治療が必要とされています。
これらの気持ちのつらさを中心に専門の医師が治療にあたります。

※現在のところは院内紹介のみの対応しております。

術前術後外来

手術を受けられる患者さまで最も多い精神的な合併症はせん妄です。
せん妄とは一過性、変動性の意識障害で、術後に時間や場所がわからなくなったり、見えないはずのものが見えたり、点滴などの管を抜いてしまうような状態です。
これらの状態において、患者様の治療が長期化することを事前に防止する為に術前にせん妄の危険性を評価し、術後せん妄が出現した際には速やかに治療できるようにしております。

※院内紹介のみの対応になります。

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治験センター

新薬の治験にも取り組んでいます。
精神科治療の重要な部分を薬物療法が担っているものの、またまだまだ効果が不十分な現状を鑑み、
画期的な新薬の登場を一日でもはやく臨床に提供するために治験には積極的に取り組んでいます。
近年新たに市販された薬剤(抗精神病薬、抗うつ薬、認知症治療薬)の大半は、当科で治験を実施していた薬剤です。

治験にご関心のある方は、当科の担当医もしくは当科外来にお尋ねください。
当院治験管理センターのホームページ(下記アドレス)もご参照ください。

関西医科大学総合医療センター 治験管理センター

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