教室の概要
1. 診療部・講座概要
神経内科学は欧米では100年以上の歴史を持つ内科の主要分野ですが、近年、我が国でも脳疾患の重要性への認識が高まっています。関西医科大学神経内科学講座は平成9年 10月に本学に創設されました。脳神経外科、心療内科、精神神経科とともに関西医科大学Brain Medical Center (Service)を構成しています。
近隣に神経内科診療のセンター的な施設に乏しいにもかかわらず、神経内科的診療を必要とする患者数が多いため、北河内、さらに北摂、大阪市内などからのニーズに対応すべく診療に務めています。したがって、大学病院の枠にとらわれない、すなわちprimary care(しびれ、頭痛、めまいなど)からはじまり、脳血管障害、パーキンソン病などのcommonな神経疾患は言うに及ばず、特殊な神経疾患まで幅広い臨床を実践しています。
2. 診療内容
外来:一般外来2診,専門外来(頭痛外来、ボトックス外来)
検査:電気生理検査室(筋電図、神経伝導検査、サーモグラフィーなど)
病理検査室(神経生検、筋生検)
病床数:25床
2007年度実績
年間外来患者数 約15000人
年間入院患者数 450人
対象疾患 患者数
通院/年 |
入院/年 |
||
| 脳血管障害 | 300 |
36 |
|
| パーキンソン病 | 180 |
96 |
|
| 筋萎縮性側索硬化症 | 20 |
30 |
|
| 重症筋無力症 | 22 |
8 |
|
| ギランバレー症候群 | 5 |
6 |
|
| CIDP | 28 |
31 |
|
| 多発性硬化症 | 16 |
8 |
|
| 多発筋炎 | 20 |
20 |
|
| 悪性リンパ腫 | 0 |
1 |
|
| プリオン病 | 1 |
3 |
検査件数
筋電図 600件/年
脳波 700件/年
筋生検 30件/年
剖検 7例/年
3. 研究内容
a) 神経筋疾患に関する臨床病理学研究
b) 中枢神経変性疾患の画像診断学的研究
c) 中枢神経変性疾患の病態に関する研究
1. 分子遺伝子学的アプローチの応用について
2. 免疫細胞化学的検討
d) 末梢神経・筋障害の臨床研究(特に神経免疫学的病態の解明と治療)
e) パーキンソン病の薬剤治療、定位脳手術療法の検討
f) 運動ニューロン病の病態について
1. 神経細胞の変性・再生メカニズム(運動ニューロン病モデル動物での検討)
g) 筋細胞内シグナル伝達に関する基礎的研究 (特に筋細胞再生について)
h) 幹細胞移植による神経細胞の再生と保護効果に関する研究
設立から現在までの沿革
| 平成9年10月1日 | 関西医科大学 神経内科講座 開設 初代教授 日下博文教授就任 外来 ・病棟10床開設 |
| 平成10年5月 | 10号館 1階に医局開設 |
| 平成11年8月 | 2号館 6階に研究室開設 |
| 平成12年7月 | 病床15床へ増床 |
| 平成13年3月 | 神経内科筋電図室開設 |
| 平成13年7月 | 病床18床へ増床 |
| 平成14年6月 | 病床20床へ増床 |
| 平成15年2月 | 病床21床へ増床 |
| 平成15年4月1日 | 関西医科大学神経内科同門会発足 |
| 平成16年6月1日 | 病床25床へ増床 |
| 平成19年10月 | 神経内科講座開設10周年 |
| 平成20年10月 | 金子鋭講師着任 |
| 平成21年4月 | 枚方病院に脳卒中・血管内治療部門開設 |




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