医療情報学II 統計演習 ヒント1 【演習問題】 演習問題1のヒント 統計ソフトの操作練習を兼ねて、平均値と標準偏差を求めてみます。 やり方はいくつかあって、各項目について、ひとつづつ調べる方法も良いのですが、ここでは求める値を一気に計算させてしまおうという、不精な方法を紹介します 。 考え方: このデータ(生存群なのか死亡群なのか)を、年令、CK最高値、入院中左室駆出率の「結果を説明する変数」として用います。ここで、年令、CK最高値、入院中左室駆出率は「解析の目的となる変数」になりますね。それぞれの組み合わせについて平均値と標準偏差を求めます。 つまり、2種類の変数(2変量)を対応させながら、その結果を統計学的に解析するわけです。
この時、手計算や普通の表計算ソフト(マクロを使わない場合)では、大抵、まず、この表を元に、事前に生存群だけのデータの表と死亡群だけのデータの表を作り直します。そして、 方法 (2)『退院後死亡』 を説明変数(X軸)にセットします (3) 『年令』を目的変数にセットします (ここで解析(アクションの下のOKボタンを押す)をすると、死亡群の年令の平均と標準偏差+生存群の年令の平均と標準偏差、および 死亡群と生存群の間で年令に差があるか?の答えが得られます。この説明では、あえてそうせずに、 一気に勝負を挑みます) (4) 『CK最高値』も目的変数に加えます (5) 『入院中左室駆出率』も目的変数に加えます (6) ここで、解析するために、アクションの下のOKボタンを押します。 (7) 死亡群と生存群ごとに、求める変数の平均値と標準偏差が一気に出ます。 検定結果も同時に出せますよ。 では、 まず、統計ソフト(JMP)を立ち上げましょう。 次に、エクセルのデータを統計ソフト(JMP)に取り込みましょう。 このページに関するお問い合わせは
EBM統計演習(平均、標準偏差-操作説明)
1. 生存していた人(生存群)と、死亡した人(死亡群)で年齢、CK最高値、入院中左室駆出率の平均値と標準偏差を記載せよ。
患者さんが生存群なのか死亡群なのかについては、データシートの一番右の列の『退院後死亡』という変数で判別できます。
1) 死亡群の年令の平均と標準偏差および生存群の年令の平均と標準偏差を求め(退院後死亡 vs 年令)、
次に、
2) 死亡群のCK最高値の平均と標準偏差および生存群のCK最高値の平均と標準偏差を求め(退院後死亡 vs CK最高値)
、最後に
3) 死亡群の入院中左室駆出率の平均と標準偏差および生存群の入院中左室駆出率の平均と標準偏差を求める(退院後死亡 vs 入院中左室駆出率)、
というように、表を作り直したうえ、ひとつづつの変数の組み合わせごとに作業します。でも、統計ソフトを使うと、全部を一気に計算できます。
さらに、
1) 死亡群と生存群の間で年令に差があるか?
2) 死亡群と生存群の間でCK最高値に違いがあったか?
3) 死亡群と生存群の間で入院中左室駆出率に違いがあったか?
についての検定も一緒にできてしまいます(質問3を参照)。
(1) メニューバーの『分析』から『二変量の関係』を選びます。操作手順の説明(手順を画面で説明)
1) メニューバーの『分析』から『二変量の関係』を選びます。
そうすると・・・・
2) こんなウィンドウが出てきます。『列の選択』から『退院時死亡』を選んで・・(青く反転されます)
3中央の『説明変数』のボタンを押す と、『退院時死亡』が『説明変数』にセットされます。
4) 『年令』を選択します(下図)
『Y目的変数』ボタンを押して目的変数に年令をセットします(右図)
5) 『CK最高値』を選択します(下図)
『Y目的変数』ボタンを押して目的変数に『CK最高値』もセットします(右図)
6)『入院中左室駆出率』を選択します(下図)
『Y目的変数』ボタンを押して目的変数に『入院中左室駆出率』もセットします(右図)
7)右の方のアクションの『OK』ボタンを押します(下図)。すると・・
右のようなグラフ(一元配置の分析プロット図)が出て来ます。
8) まず、『退院後死亡』X『年令』のグラフ左上の赤三角を押します。すると・・右図のような選択画面が出て来ます。
9) 平均と標準偏差を選択(青色に反転)します
すると、グラフの下側に平均値と標準偏差が出て来ます。
10)『 CK最高値』についても同じ事をします。
こちらも、グラフの下に平均値と標準偏差が出ますね。
11) 『入院中左室駆出率』も同じです。
12) これで、この質問の答えを書くのに必要な答えが全部出ました。
『no』は退院後死亡がNO=生存群、『yes』が退院後死亡がYES=死亡群ですね。
13) こんな感じですよね。
おまけ) 上の7)で赤三角を押した時、いろんな選択肢が出て来ましたね。この質問では『平均値』と『標準偏差』だけ要求されていましたから、それらを表示するモードだけを選びましたが、他の選択肢に示されているものも、どんどん追加して表示させることができます。検定結果も出せます。以降の設問を見ると、ここで答えを出せるものもありますね。
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