1. HOME
  2. > 各領域の診療・研究紹介
  3. > 小腸

小腸

診療

小腸は、生命維持に不可欠な機能をもつ重要な役割を有しているにもかかわらず、未知の部分が多く暗黒の臓器といわれてきました。小腸は、口および肛門から一番遠くて長い臓器であるため、消化管の中でも内視鏡検査が非常に困難でした。これまで行われてきた小腸内視鏡検査法(ロープウェイ法・ゾンデ法・プッシュ法など)は決して満足のいくものではなく、その全域を内視鏡で観察することは困難でした。しかしながら、近年小腸を観察しうる内視鏡法としてカプセル内視鏡ダブルバルーン内視鏡という二つの新たな方法が開発され小腸内視鏡検査も新しい時代を迎えることとなりました。本学では、2009年12月に国産のカプセル内視鏡を導入しました。また、ダブルバルーン内視鏡に関しては、2005年4月より導入しており、現在までに500件を越える症例を経験してきました。この症例数は関西圏でも有数の件数を誇っています。また、術後再建腸管を有する胆膵疾患に対する内視鏡治療に関しては、現在までに190件を越える症例を経験しており、これは日本中でトップの症例数を誇っています。

ダブルバルーン内視鏡セット ギブンイメージCE オリンパスCE ワークステーション
ダブルバルーン内視鏡セット ギブンイメージCE オリンパスCE ワークステーション

研究

豊富な症例にもとづき、クローン病や原因不明の小腸潰瘍、NSAIDs小腸病変などの病態解析など、主に臨床研究を中心に行っています。

ページトップへ