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下部消化管

診療

年々増加傾向にある大腸腫瘍性病変(ポリープ、癌)や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病)の診断と治療に積極的に取り組んでいます。大腸腫瘍性病変に対して粘膜腺窩構造(ピットパターン)の観察により病変の良悪性の鑑別を行うとともに、内視鏡治療の適応となる大腸ポリープ、早期大腸癌にはポリペクトミーや粘膜切除などを行っています。進行癌は外科と緊密に連携して治療を行っています。炎症性腸疾患については病態に応じて治療方針を決定し、薬物治療と栄養療法を主とした治療を行っています。難治例やステロイド依存例に対しては免疫調節剤や抗TNF-a抗体などを併用して寛解導入と維持を目指した治療を行っています。

研究

炎症性腸疾患の病態解明と新規治療法の解明を目指して研究を行っています。厚生労働科学研究・難治性疾患克服研究事業「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」、「炎症性腸疾患の画期的治療法に関する臨床研究」の分担あるいは主任研究者として、ドラッグデリバリーシステム(DDS)などの新しい治療法の開発にも取り組んでいます。腸炎発症における腸内細菌と自然免疫の関与について動物実験モデルを用いて検討を行っています。さらに、大腸ポリープから大腸癌への発癌機能についてMicrosatellite instability (MSI)の点から臨床検体を用いて研究を進めています。

臨床研究に関する情報

【ヒト消化管粘膜における pSmad2/3L Thr 発現の検討、及び上皮幹細胞・粘膜再生・発癌メカニズムの解析】

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