
研究:小宮山 豊
内因性ジギタリス:
麻薬のモルヒネと同じ役割の成分が脳内にあるように、心臓機能を改善するジギタリスにも同じ役割の成分がヒト体内に存在し、これが内因性ジギタリスである。我々はこの成分をノーベル賞で有名になった質量分析や酵素を用いた微量定量法で解析し、新しい内因性ジギタリスをヒトで発見し構造を決定した。本研究は心臓病や高血圧の治療・診断法を開発する研究である。
血栓止血の臨床検査:
血液は血管外で固まり血管内では流動性があるバランスを持っているが、このバランス破綻を診断する検査の利用法を探り、治療に役立てる研究である。我々は後天性血友病、ヘパリン起因性血小板減少症、血栓性血小板減少性紫斑病など重症診断困難症例の検査に詳しい。
臨床薬毒物分析:
地下鉄サリン事件などをきっかけに整備した薬毒物分析機器を用い、中毒患者の検査診断を行うとともに、病院における薬毒物分析の普及に努めている。本研究は化学災害、テロ、自殺企図に対応する災害拠点病院の基盤を支える重要なものである。