血小板

血小板 platelets 骨髄の巨核球 (megakaryocytes)の細胞質がちぎれてできたもの。当然、核はなく、大きさはまちまちで(2〜4μm)碁石型を呈する。機械的または化学的刺激を受けると突起を出して、不規則な型となる。中央部は塩基好性の顆粒状を呈し顆粒部(granulomere) と呼ばれ、周囲は均質で淡い塩基好性に染まりガラス質部 (hyalomere)と呼ばれることがある。顆粒はazur色素に染まり、アズール顆粒と呼ばれるが、その性質は、白血球のアズール顆粒とは少し異なっているようである。血小板には血液凝固に必要なトロンボプラスチン (thromboplastin, 第3因子)が含まれている (prothrombinをthronbinにする酵素で、こうしてできた thronbinが fibrinogenをfibrinにする)。

血小板形成
すみません。学内からしか閲覧できません 巨核球と血小板形成:巨核球は球形または卵形の直径30-100μmの大型の細胞で、表面に不規則な突起を出す。核は複雑に分葉し、染色質網が粗く、核小体が多い。成熟すると、細胞質に微細な顆粒が多数、出現する。顆粒は1層の限界膜に包まれた径200-300 nmの電子密度の高い顆粒で、Azur好性である。顆粒の出現と同時に多数の小胞が現れ、それらが増加・融合して連なり、分離膜 (platelet demarcation membrane)を形成する。分離膜は網状に広がって細胞質を多くの区域に分ける。

次に、巨核球は突起を延ばし、その突起が類洞内皮(細胞間隙または細胞質の穴)を通り抜けて類洞内腔に達する。

まず、突起の一部が細胞体から離れ(前血小板となる)、次に離れた突起の中で分離膜によって分けられていた細胞質の各区域が、分離膜が次々と融合してゆくことにより完全に分かれ、血小板となる。

巨核球の起源:幹細胞-> 巨核球前駆細胞-> 巨核芽球-> 巨核球となる。巨核芽球から 巨核球になる際、細胞質が分裂せずに核分裂だけが起こるため、分葉核となる(多くが16n-32n)。

類洞内皮に延びだした巨核球の突起からは1回に、約2,000個の血小板ができる。この過程を4回ほど繰り返すうちに、細胞質がなくなって、巨核球は死滅する。

血小板
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